谷口将隆が5回TKO勝ち 2階級制覇へライトフライ級転向2戦目で圧巻パフォーマンス
◆プロボクシング▽ライトフライ級(48・9キロ以下)8回戦 〇谷口将隆(TKO5回1分14秒)ジェイセバー・アブシード●(11日、韓国・仁川 パラダイスシティ・グランド・ボールルーム) 元WBO世界ミニアム級王者・谷口将隆(30)=ワタナベ=が再起第2戦で快勝した。ジェイセバー・アブシード(29)=フィリピン=とライトフライ級8回戦を行い、初回から積極的に手を出し主導権を握る展開。4回にローブローで減点されるアクシデントはあったものの、5回に左ストレートでダウンを奪うと、再開後は連打で倒しレフェリーストップとなる圧巻の内容となった。 昨年1月にWBO世界ミニマム級王座の2度目の防衛戦でメルビン・ジェルサレス(フィリピン)に2回TKOで敗れ王座陥落。ライトフライ級に階級を上げ再起したが、昨年8月の堀川謙一(三迫)戦で判定勝ちしながら顎を骨折。9か月という長い期間リングから離れたが、ライトフライ級転向第2戦は最高の形で締めくくった。 現在目標はミニマム級に続きライトフライ級での世界王座返り咲き。試合前に「世界戦線に必ず戻る」と口にしていた元チャンピオンが、2階級制覇を大きくアピールした。 戦績は谷口が18勝(12KO)4敗、アブシードは22勝(13KO)14敗。
報知新聞社