中日・高橋宏斗とルーキー・金丸夢斗、初対面すぐに意気投合「僕の家、いつ来てもいいよ」「お邪魔します!」2002年生まれの2人が語った、第一印象、侍への思い、今年の抱負
高橋宏「宏ちゃんって(笑)。名前の「斗」の漢字も同じ。縁があるよね。昨年からプロ野球選手だったとしても先発ローテーションを回って10勝できていたと思う」 金丸「本当に? 宏斗の入団当初はどんな感じだったの?」 高橋宏「僕は1月の新人合同自主トレ初日にピッチングができる状態にしていった。でも、結局ピッチングをしたのは2月の2週目ぐらい。だから全力で飛ばすことはしなくてもいいのかな」 金丸「うん。焦らずにやっていきたい。名古屋も、寮生活も初めてなのでちょっと不安かな」 高橋宏「僕の家はいつ来てもらってもいいよ!」 金丸「お邪魔します! あ、サウナは好き?」 高橋宏「もちろん! 水風呂2メートルのところも連れていけるし、たるに入りたかったら岐阜の大垣に連れていく。サウナは僕と柳さんに任せてね」 金丸「よっしゃ。神戸は来たことある?」 高橋宏「え~分からない(笑)。何が有名?」 金丸「神戸牛、神戸プリン、ワイン、南京町、有馬温泉…」 高橋宏「温泉があるのはいいね。ちなみに僕たち、今日は私服。理想の神戸デートプランは?」 金丸「中華街で食べ歩きして、買い物したり、カフェに行ったり。夜景がきれいだから、海を見ながら話すのもいいかな」 高橋宏「ロマンチストだ(笑)。彼女だったらうれしいかも。僕の理想の女性は、僕のことをずっと好きでいてくれる人。深いようで浅い(笑)」 金丸「ウフフ(笑)。僕は見た目は落ち着いているけど、カメラを向けたときにピースや変顔を思い切ってできる人がいいな。名古屋のお勧めスポットは宏斗に聞けば大丈夫そうだね」 高橋宏「もちろん。名古屋のことは何でも聞いてほしい。とりあえず僕、夢斗、松木平、(ドラフト2位の)吉田くんの(同学年投手)4人でご飯に行こう。同い年の即戦力投手が2人も入ってくる。投手陣全員が危機感を持ってキャンプインできる」 金丸「宏斗と言えば、直球とスプリット。もし自分が打者で対戦するなら、ショートの頭を越えるようなイメージでちょこんと当てる(笑)」 高橋宏「大学も打席に立っていたの?」 金丸「自分のリーグ(関西学生)と東京六大学は投手も打席に立つよ」 高橋宏「じゃあ目が慣れているね。昨季だったら今井さん(西武)の直球が速すぎて驚いた。戸郷さん(巨人)のフォーク、床田さん(広島)のパーム…挙げたらキリがない。打席に立てるのはすごく勉強になるよ」 金丸「すごそう。バンテリンドームはどう?」 高橋宏「本当に投げやすいし、投手が育つ印象。昨季は村上さん(ヤクルト)にライトスタンドに完璧に運ばれたけど…」 金丸「でも、打たれた本塁打はその1本だけなんだよね。すごくない?」 高橋宏「そう言う夢斗も、大学3年秋から自責0を継続してるよね。72イニング? ものすごい記録だ」 金丸「たまたまだよ(笑)」 高橋宏「点を取られても切り替えないといけないのがプロ野球。打たれても1週間後にはまた登板がやってくる。兵庫出身だから、甲子園での登板が楽しみだよね」 金丸「やっぱり、阪神の応援はすごいの?」 高橋宏「いや~それはもう。ピンチの場面でマウンドに立ったら地面が揺れている(笑)。でも、そこを三者三振とかで抑えたら静まり返る。すごく気持ちいい」 金丸「やりがいがあるね。早く投げてみたいな~。まだまだ宏斗に聞きたいことがたくさんある。今永さん(カブス)はどんな人?」 高橋宏「ずっと憧れているんだよね。WBCで1カ月一緒に過ごして分かったけど、私生活と練習のメリハリがすごい」 金丸「そうなんだ!」 高橋宏「夢斗はいつか一緒に自主トレしているかもね。当然、僕もまた日本代表でチームメートになりたい。2026年のWBCは先発として投げられるように、メジャー組に割って入れるぐらいの投球を今年アピールしたいな」 金丸「僕も。(昨年3月の強化試合で)日の丸を背負ったのはすごくいい経験だった。プロの世界でもまた選ばれたい」
中日スポーツ