ダル背番号「21」でド軍入団会見。打席不安も「マエケンゆっくりいじめる」
レンジャーズからドジャースへ締め切り数分前にトレードされたダルビッシュ有(30)が2日午後(日本時間3日)、遠征先のアトランタでチームに合流した。 午後3時半前、ダグアウトから姿を見せると、そのまま外野へ。キャッチボールをしたあと、4日の移籍初先発に向け、ブルペンに入った。そのブルペンには、正捕手のヤスマニ・グランダル、デーブ・ロバーツ監督がわざわざ足を運ぶほど。注目の高さが自ずと知れた。 その後、ダルビッシュは、インタビュールームで会見。ドジャースへの移籍について聞かれると、まずはこう語った。 「初めての経験なので、新しいチームにシーズン中に合流するっていうのは不安でしたけど、いい人たちばかりで、すごく溶け込めてる感じはします。こんな強いチームに来れて、すごくうれしいです」 この時点ではまだ、どこか緊張感がうかがえたが、チームメートとなったクレイトン・カーショウ、そして前田健太の話題になると、表情が和らいだ。 まずマエケンについて、「同じチームでプレイすることは日本でもなかったので、ゆっくりいじめようと思ってます」と笑いながら話したダルビッシュ。カーショウに関しては、「オールスターのときに、『3週間後待ってるから』って言われた」というエピソードを明かし、さらにこんな話もした。 「僕は、ウエイトリフティングシューズというのを履いて、下半身のトレーニングをする。レンジャーズだとずっと馬鹿にされてたんですけど、(オールスターのとき)カーショウがやってるって分かって、こりゃ間違ってなかったって分かりました」 そんな彼にとって不安があるとしたら、やはり初のナ・リーグで打席に立つことか。 「毎試合打つっていうのは、自分のキャリアでもないので、疲れるんじゃないかなって。たまに打つ分には凄く楽しいんですけど、それが毎回となったとき、自分がどうなるのか。そこはちょっと心配です」 ただ、早速打撃練習に参加すると、2本も柵越え。首脳陣に非凡な打撃センスを見せつけた。