【MLB】 ジャッジが本塁打キャッチ・通算1000安打の活躍 ナショナルズの有望株クルーズが初陣飾る
【ヤンキース5-2ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク
日本時間8月27日、今日から始まったヤンキースとナショナルズの3連戦初戦は、ヤンキースが5対2で勝利。ヤンキースのアーロン・ジャッジは守備では本塁打キャッチ、打席でも通算1000安打のマイルストーンを達成するなど、攻守に活躍した。ナショナルズは昨年ドラフト全体2位のディラン・クルーズがデビューを飾ったが、4打数無安打に終わった。好投したヤンキース先発のネスター・コルテスに8勝目(10敗)、ナショナルズ先発のミッチェル・パーカーに8敗目(7勝)が付いている。 【動画】ジャッジが本塁打キャッチ! ヤンキースは初回、1番グレイバー・トーレスの先頭打者本塁打で先制。4回に犠牲フライ、6回にもオースティン・ウェルズの10号ソロと犠牲フライで4点目を追加した。先発ネスター・コルテスはナショナルズ打線を6.2回4安打5奪三振、7回に浴びたフアン・イェペスのソロ本塁打のみの1失点に抑える好投。その後、両軍にソロ本塁打が飛び出したが、ヤンキースのブルペンは反撃を封じて5対2で逃げ切り。ドジャースと並んでMLBトップのシーズン78勝目を挙げ、東地区2位のオリオールズに2ゲーム差を付けた。 先週は7本塁打を放って週間MVPに輝いたジャッジは、9回にライト前安打を放って通算1000本安打を達成した。守備では2点リードの4回一死1塁から、アンドレス・チャパロが放った本塁打性の打球を中堅手ジャッジが本塁打キャッチ。正確な返球で飛び出していた一塁ランナーも刺し、見事な本塁打キャッチからの8ー4-3のダブルプレーを成立させ、同点のピンチを防いだ。 敗れたナショナルズだったが、明るい話題もあった。2023年ドラフト全体2位指名で入団した超有望株ディラン・クルーズが初陣を飾ったのだ。ルイジアナ州立大の主砲としてポール・スキーンズ(パイレーツ)と共にカレッジ・ワールドシリーズ制覇に貢献したクルーズは、今季マイナーで打率.274、OPS.793、13本塁打の好成績。ただ、デビュー戦の今日は3打数無安打に終わり、初安打はお預けとなった。ナショナルズはオールスターに選ばれた遊撃のC・J・エイブラムス、先んじてデビューした超有望株ジェームズ・ウッドらが台頭し、徐々に再建脱出の足がかりが見えつつある。クルーズの合流によってその機運はさらに高まるだろう。