JR北海道、「北斗2号」時間短縮へ 五稜郭駅など停車せず
JR北海道は、来年3月15日にダイヤ改正を実施すると発表した。道南関係では、札幌午前6時発の北斗2号の停車駅を見直し、3時間25分で運行する。これに伴い、同列車は伊達紋別、大沼公園、五稜郭駅への停車を取りやめる。
函館-札幌間の特急北斗は、2011年5月の石勝線内での特急列車の脱線炎上事故や、13年7月の八雲町内でのエンジン付近からの出火事故を受け、同11月から最高速度を130キロから120キロに落として運転しており、停車駅の削減によって北斗2号に限り所要時間を4分短縮する。 また、ダイヤ改正に合わせ、函館線(函館―森間)と花咲線、釧網線の普通列車のうち、早朝と夜間の一部列車の運行を停止、函館線では2本の列車の運転を取りやめる。同社は「対象の列車は調整中。詳細はダイヤ改正後の時刻を掲載する2月号の時刻表で公表する」としている。 改正に併せて根室線1駅、花咲線1駅、宗谷線3駅の計5駅が廃止、釧網線緑駅(オホーツク管内清里町)が自治体が維持管理する駅へ移行する。
函館新聞デジタル