重賞初勝利を果たした永島まなみ（撮影・石湯恒介）

　「マーメイドＳ・Ｇ３」（１６日、京都） 　４番人気のアリスヴェリテが逃げ粘って重賞初勝利を飾った。鞍上の永島まなみ騎手（２１）＝栗東・高橋康＝も重賞初勝利。２着には１番人気のエーデルブルーメ、３着には６番人気のホールネスが入った。 　外枠の１３番枠から斤量５０キロのハンデを生かして果敢にスタートダッシュを決めると、１番枠から逃げを主張するベリーヴィーナスを外から一気に抜き去り、ハナに立った。２番手に大差をつける大逃げを打ち、そのまま最後の直線へ。ジワジワと後続が迫ってきたが、２着馬に２馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。 　まなみは「とてもすごくうれしいですし、こうやって重賞を乗せていただいた馬主さんをはじめ、厩舎のみなさん、関係者のみなさんに感謝したいです」と満面の笑み。１０度目の重賞挑戦での勝利には「本当にデビューしてからＧ１だったり重賞だったり乗せていただき、そうやって経験させていただいたからこそ今の私がいると思っているので、今まで支えてくださった方に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんみなさんが声をかけてくださって、ゴールした後は普段お世話になっている（坂井）瑠星さんや（西村）淳也さんが『おめでとう』と声を掛けてくださって、すごくうれしかったです」と声を弾ませた。