ChatGPTからWindows専用の新アプリが登場。何ができるようになった?
11月15日ついに、OpenAI社はすべてのWindows向けにChatGPTアプリをリリースしました。 ChatGPTの有料ユーザーも無料ユーザーも、Windows 10でもWindows 11でも、パソコンでWindows専用のChatGPTアプリを使うことができます。
ダウンロードの仕方
アプリを入手するには、OpenAIのダウンロードページに行き、「Download for Windows」をクリックしましょう。もしくは、「Microsoft Store」のChatGPTアプリのページに直接行ってもいいです。 Mac版のアプリ同様、Windows版のChatGPTアプリも、Web版のChatGPTより多くのことができます。 「 Alt+Space」キーを押すと、ChatGPTのランチャーにアクセスでき、ChatGPTとさらに自然に会話ができる音声モードが使用可能。 搭載されているスクリーンショットのオプションを使って、Windowsの画像をChatGPTに共有することもできます。
Mac版のChatGPTアプリに追加された新機能
ChatGPTアプリがWindowsでも使えるようになったからと言って、Mac版とまったく同じというわけではありません。 OpenAIは、Mac版のアプリをアップデートし、その名も「Work with Apps」という機能で、文字通りMacのほかのアプリと連携できるようにしました。 今のところ、この機能は「VS Code」、「Xcode」、「TextEdit」、「Terminal」、「iTerm2」など、コーディング系のアプリ限定です。コーディングをしない人は、ほかのアプリではこの「Work with Apps」は使えません。
開発要素はあるが、ほかのアプリと連携して使える
しかし開発者にとっては、この機能は非常に便利です。書いたコードを毎回ChatGPTアプリに貼り付けなくても、ChatGPTアプリ内で直接プロンプトを出せるようになります。 ほとんどの場合、macOSに搭載されているアクセシビリティプロトコルで動作します。 ただし、特定のアプリでは、動作させるのに別のプログラムが必要です。 「TechCrunch」の指摘によると、「VS Code」(Microsoftのアプリ)では、「Work with Apps」を使うのに拡張機能が必要なようです。macOSのスクリーンリーダー機能だけでは動作しません。 コードをまったく書かない人は、現時点ではこの機能はほとんど役に立ちません。 しかし、これはChatGPTアプリがMacのほかの多くのアプリと連動するための最初の一歩です。 来月、AppleはApple IntelligenceとChatGPTを初めて統合する予定ですが、率直に言って私はそこまで統合を望んでいません。私たちはこの技術の行く末を見守るしかないですね。 Source: ZDNET, Microsoft
的野裕子