ヒョンデ「IONIQ 5」にWaymoの自動運転技術を搭載。ロボタクシーとして運用へ
2025年後半に路上テストを開始して数年後に運用開始
2024年10月9日、ヒョンデモーターカンパニー(Hyundai Motor Company)は、アメリカの自動運転サービス会社Waymoとの戦略的パートナーシップ締結を発表した。第一弾として「IONIQ 5」にWaymoの自動運転技術が統合されることになるという。 ●テスラの完全自動運転車「サイバーキャブ」を見る Waymoは、米国の自動運転技術を提供している企業。2009年にGoogleのプロジェクトとしてスタートして以来、自動運転技術の構築・展開・商品化に注力し、 「Waymo Driver」は、世界初の完全自動運転配車サービス「Waymo One」に搭載されており、現在までに米国の13以上の州において、公道で数千マイル、シミュレーションでは数百億マイルの自律走行を完了している、自動運転のパイオニアである。 ヒョンデとWaymoの間の戦略的パートナーシップでは、第一弾としてWaymoの自動運転技術をヒョンデの電気自動車「IONIQ 5」に統合し、自動運転タクシー「Waymo One」として運用される予定だという。 Waymo自動運転タクシーとしての「IONIQ 5」は、ジョージア州に新設されたHyundai Motor Group Metaplant America(HMGMA)のEV製造施設で組み立てられ、その後Waymoの自動運転技術が統合される。 この車両は、1回の充電で長時間の運転を可能にし、800ボルトのアーキテクチャは業界最速級の充電速度によりサービス停止時間を最小限に抑え、また広々とした設備の整ったインテリアは、乗客にとって快適な乗車体験が提供される。 両社は「Waymo One」の規模拡大を支援するために、Waymoの技術を搭載した「IONIQ 5」を数年間にわたり大量生産する計画を立てており、初回の路上テストは2025年後半に開始され、数年後には自動運転タクシー「Waymo One」に利用できるようになるというロードマップを公開している。