「フローズンキングダム」のアナ（左）とエルサ（撮影・望月　清香）

　東京ディズニーシーの8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」が6月6日にオープンする。グランドオープンに先駆け、7日にプレスビューが開催された。 【写真】カラフルなアレンデールの村　手前にはハンス王子と出会った桟橋が！ 　「ファンタジースプリングス」は、総開発面積約14万㎡、総投資額約3200億円という東京ディズニーシー開業以来最大の開発。“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”がテーマで、ディズニー映画「アナと雪の女王」、「ピーター・パン」、「塔の上のラプンツェル」を題材にした3つのエリア、ディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」からなる。 　映画「アナと雪の女王」の世界を舞台にしたエリア「フローズンキングダム」は、雪の女王・エルサが雪や氷を操る魔法の力を受け入れて、自由に操れるようになった後の幸せな世界。温かさを取り戻して祝宴ムードに包まれたアレンデール王国がゲストを迎える。 　カラフルなアレンデールの村は、歩いているだけで心が躍る。クリストフやスヴェンのそりや、アナとハンス王子が出会った桟橋など、映画の世界が目の前に広がる。エリアの奥には、ノースマウンテンとエルサが魔法の力で築いた氷の宮殿がそびえ立っている。 　　このエリアには、「アナと雪の女王」のストーリーをたどるアトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」やアレンデール城の中で食事ができるレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」、映画に登場するサウナ付きの山小屋の主人オーケンが経営する「オーケンのオーケーフード」がある。さらに、運が良ければアナとエルサに会うことができるかも！ 　「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、ボートに乗って、「アナと雪の女王」の物語を体験する水流ライドタイプのアトラクション。姉妹の「真実の愛」をたどる。アトラクションに登場するエルサたちは、まるで本物のようリアル。美しい映像と「生まれてはじめて」や「レット・イット・ゴー～ありのままで～」などの名曲に彩られながら、大迫力の没入感を楽しめる。 　ボートは後ろ向きに進行したり、落下したりと予測不能な動きで、ちょっとしたスリルも味わえる。大人から子供まで楽しめるアトラクションだ。 　「アレンデール・ロイヤルバンケット」の店内には、フラゴナール「ぶらんこ」をモチーフにした絵画など、アナが「生まれてはじめて」を歌う名シーンに登場した絵画の数々が。幼少期のアナとエルサと両親のエルサの肖像画などもあり、眺めているだけであっという間に時間が過ぎてしまいそう。戴冠式のパーティーが行われた大広間で食事もできる。 　ここでは、映画の舞台となった北欧風の料理が提供される。牛肉のパイ包み焼きは、エルサの魔法をイメージ。パイの表面に大きな雪の結晶の焼き印が描かれている。一目で物語の世界を楽しめる。 　レストランの脇には、映画に登場した山小屋の主人オーケンが経営する「オーケンのオーケーフード」もオープンする。