「核兵器禁止条約」への対応「石破首相の分かれ道」とジャーナリスト鈴木氏 ノーベル平和賞・被団協と面会
石破首相は8日午前、ノーベル平和賞を受賞した被団協の田中熙巳代表委員らと官邸で面会し、受賞のお祝いを伝えました。 日本が調印していない「核兵器禁止条約」を巡り、被団協はことし3月に開かれる締約国会議にオブザーバーとして参加するよう求めています。被団協側は会議への参加を要望するため、改めて面会を求めるとしています。 「核兵器禁止条約」を巡る対応について、石破首相を長きにわたり取材してきたジャーナリストの鈴木哲夫さんは、「石破さんの分かれ道…重大な決断をしなきゃいけない」と見解を述べました。
■「世界で唯一やれるのが日本」核なき世界へ向けた日本の役割をジャーナリストは指摘
核なき世界の実現に向けて、日本政府の果たす役割は大変大きいと言えます。 【ジャーナリスト 鈴木哲夫さん】「“大変”どころか、世界で唯一それをやれるのが日本だと僕は思いますよ。石破さんは被団協のメンバーと会って話をするということは、総理になった後、僕が一対一で話していたら『会う』、『話をしたい』と言っていたんです」 「実際に(核兵器禁止条約の)批准も含めてですけど、オブザーバーに入るかどうかとなると、石破さんの安全保障論からいくと、なかなか核を外すということは、僕の感じではできないかなと思います」 「ただ相手がトランプに変わった。これから安全保障に関して政策パッケージを含め、おそらく就任後に議論するんですよ。その中身によっては、要するにオブザーバーとしてどうするといったことに変化が出てくる可能性もあります」 「僕は石破さんの分かれ道だと思いますよ。本当にオブザーバーとして参加することをやれるのは、おそらく石破さんしかいないし、それをやらないと言ったら『なんだ石破さん…』ってことになる。重大な決断をしなきゃいけない彼のテーマだと僕は思います」 (関西テレビ「newsランナー」2025年1月8日放送)
関西テレビ
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