【阪神】蛇行はしない…西純矢が年男の誓い「2桁勝利を1番の目標」改良フォームも「迷い」なし
ヘビのように脱皮して、飛躍するぞ。阪神に今季在籍する巳(み)年生まれは世代別ダントツの11選手。全員24歳を迎える年で、ブレークの期待がかかるメンバーがそろう。育成2年目の福島圭音(けいん)外野手(23)は、激しい支配下昇格レースの本命に挙がっていることが判明。19年ドラフト1位入団で逆襲を誓う西純矢投手(23)らも年男の誓いを立てた。 ◇ ◇ ◇ 年男の阪神西純が今季の誓いを立てた。01年生まれのヘビ年。「そういうポジティブな要素は、どんどん良いように捉えたい」と波に乗って新年を迎える。井上や富田、及川らチーム内で最多13人が在籍する世代。「僕らの世代で引っ張って。活躍して、そういう世代にしたいというのはありますね」と頼もしく意気込んだ。 昨季は1軍4登板にとどまった。今季は置かれた場所で全力を尽くす構えだが、オフは先発起用に向けて調整している。念頭に置くのは「1軍に居続けること」。その上でずっと抱いてきた大台を見据えている。 「2桁勝利を1番の目標にして。とにかく1軍にいたい。2桁できれば、1軍にもいられると思うので」 “脱皮”した姿を目指し、秋季キャンプからフォーム改善に向けて行動。12月上旬には千葉の動作解析施設を訪問した。必要なトレーニング方法などを学び、自分の中に落とし込んだ。 「フォームは正直、もう迷っているところはない。こういう動きをしたいというのがあって、それも出来てきている。無意識にできるようにしたい段階」 干支(えと)はヘビだが蛇行はしない-。迷わず、成功への一本道を進む。【波部俊之介】 ◆阪神の巳男メモ 阪神の01年巳年生まれは木下、西純、及川、富田、石黒、津田、工藤、藤田、井上、川崎、福島と11人おり、今季チーム最多の勢力を誇る。このうちドラフト3位の木下は、1月生まれのため1学年上。西純らと同学年になる02年の1~4月1日生まれは下村、椎葉、佐野の3人。学年単位では13人の大所帯になる。36歳、48歳になる選手はいない。