【MLB】ブレーブスがエンゼルスからダニエルを獲得 昨季メジャーデビューの右腕 1対1のトレードが成立
日本時間12月21日、ブレーブスはエンゼルスとのトレードが成立したことを発表した。ブレーブスはマイナー左腕のミッチ・ファリスをエンゼルスへ放出し、右腕デービス・ダニエルを獲得。ダニエルはエンゼルスがホワイトソックスからチャッキー・ロビンソンを獲得した際にDFAとなっていた。ダニエルはまだマイナー・オプションを残しているため、開幕ロースター争いに敗れた場合は、マイナーAAA級で開幕を迎えることになるだろう。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在27歳のダニエルは2019年ドラフト7巡目指名でエンゼルスに入団し、2023年9月にメジャーデビュー。この年はリリーフで3試合に登板し、1勝1敗、防御率2.19と上々のパフォーマンスを見せた。メジャー2年目の今季は6月から8月にかけて6試合に先発。今季初登板となった日本時間6月28日のタイガース戦で8回4安打無失点という見事なピッチングを見せ、注目を集めたが、それ以降は振るわず、シーズントータルでは1勝4敗、防御率6.23に終わった。 ブレーブスがダニエルの獲得に動いたのは、エース格のスペンサー・ストライダーが右ひじの手術で来季開幕に間に合わないという状況のなかで、先発投手の層に厚みを加えたいという思惑があるのだろう。開幕ローテーション入りが当確と言えるのは、クリス・セール、レイナルド・ロペス、スペンサー・シュウェレンバックの3人だけ。補強が行われる可能性もあるが、現時点では4~5番手をグラント・ホームズ、イアン・アンダーソン、AJ・スミス=ショウバー、ハーストン・ウォルドレップ、ブライス・エルダーらが争う状況であり、ダニエルもそこに加わることになりそうだ。 ブレーブスが放出したファリスは2023年ドラフト14巡目指名で入団した23歳の左腕。プロ2年目となった今季はマイナーA級、A+級、AA級の3階級合計で25試合(うち19先発)に登板して108イニングを投げ、4勝6敗1セーブ、2ホールド、防御率3.08、131奪三振をマークした。来季はさらなる成長が期待される。