20年ぶり「新紙幣」いよいよ 3Dホログラム、進化版すかし……偽造防止の最新技術 “最後の紙幣”に?【#みんなのギモン】
■技術の発展とともに偽造が困難に
渡邊キャップ 「今回のお札にもいくつかの新しい技術が採用されています。1つは3Dホログラム。見える方向によってお札の肖像が回転する技術で、お札に使われるのは世界初です。もう1つは、『すかし』の進化です。肖像に加えて、その周りにも細かい模様が入れられました」 森圭介アナウンサー 「お札の歴史というのは、偽造防止の技術の歴史でもあるということですね」 渡邊キャップ 「まさに、技術の発展とともに偽造しにくくなっているということです」
■ユニバーサルデザインをより意識
渡邊キャップ 「また今回の紙幣には、誰もがお札を利用しやすいようなユニバーサルデザインがより意識されています。例えば金額の数字。これまでは端にありましたが真ん中に移動し、大きくなりました。外国人の方も、一目でいくらか分かりやすいようにという工夫です」 「お札には目が不自由な方のために、指で触って何円札か分かる識別マークが入っています」 森アナウンサー 「(実際に触ると)ちょっとボコボコしています。今もあったんですね」 渡邊キャップ 「これまでは同じ場所にあり(金額によって)マークが違いましたが、今回はお札の種類によってマークを入れる場所自体を変えるようになりました。より判別しやすくなったということです」 森アナウンサー 「我々も知らなかった技術がお札自体にあり、それが進化するんですね」 渡邊キャップ 「新たな発見になればと思います」
■メガバンク、新紙幣への両替いつから?
山崎誠アナウンサー 「新しいお札が出るとすぐ手に入れたいという方もいると思いますが、すぐ手に入るものなんですか?」 渡邊キャップ 「3日の発行日早々に手に入る可能性は低いかもしれません。メガバンク3行は、新紙幣への両替は原則4日以降としています」 「すぐ出回らない理由としては、日銀から受け取って支店に配るのに時間がかかるというのもありますが、ある金融機関の関係者からは『若い人の現金への興味が薄れているような気もするので、ニーズがあまりないのかなという気もする』という声が聞かれました」