「登園しぶりで親の体力は朝からゼロ…」実は、親のある行動がイヤイヤを長引かせている!? 現役保育士が教える“魔法の声かけ”
こんにちは!現役保育士のはるです。 お休み明けの月曜日を筆頭に登園時、子どもが「保育園に行きたくない!」と泣き叫んで困る……という経験はありませんか? 【マンガで読む】「すごい登園渋りが開幕!」保育園行き渋りは親のせい?悩んだ私に息子が教えてくれたこと 実際に娘も息子も登園渋りがすごかった時期があり、どうしたものかと悩んだ事を覚えています。 そんな保育園での登園渋りにどう対応するか、実体験や園での子どもの様子を交えながらお話したいと思います!
ポジティブ過ぎてもよくない!
保育園=楽しいところと思ってほしいあまり、「今日の給食からあげだよ!」「今日のお散歩楽しみだね!」「友だちや先生が待ってるよ!」とポジティブな声掛けをしていませんか? もちろんポジティブな声掛けはとても大切ですし、保育園が楽しいところと思ってもらうのは大歓迎です。 ですが、行きたくない……と思っている子どもに、保育園はいいところだよ!行ってみたら楽しいよ!ばかりだと「ママは私の気持ちわかってくれないんだ」って思ってしまうことが。 例えば会社で自分のやらなきゃいけないことが溜まっているときに「今日の〇時までに終わらせるように頑張ってね!」「いつも残業おつかれさま!よくやってるね!」なんて声をかけられたとしても「うるさい黙って」ってなるのと大体一緒かと思います。 保育園は楽しいところだけども、まずは子どもの気持ちを受け止めることから。 「そっか、ママと離れるの嫌なんだね」「保育園に行くの嫌なんだよね」と子どもが保育園に行きたくない気持ちをしっかりと受け止めてから、ポジティブな声掛けをすることを意識してみて下さい。
受け止めると受け入れるの違い
子どもの気持ちを受け止めるとお話しましたが、その時に気を付けたいのが子どもの気持ちを受け入れすぎてしまうこと。 「保育園に行くの嫌なんだね」と受け止めることと、「そうだよね、嫌だよね、じゃあ今日は休もうか」と受け入れることは全くの別物です。 保育園に行くと決めたのであれば、受け止めてポジティブな声掛けをして保育園に行くまでがセット。 もし今日は休もうかと受け入れてしまっては、子どもは自分の思い通りになると思ってしまうことになります。 もし休む選択肢があるのであれば、最初から「今日は保育園お休みできるけど、園で製作するんだって。楽しそうだね、保育園に行く?お休みする?」という選択肢を作ってあげましょう。 登園渋りは、明確に理由がある場合や、時期によるものも。次回はそのことについて解説します。
【Profile】はる(@hr_hoiku)
小2女子と年中男子の2児のママ。新設保育園の立ち上げも経験した12年目の現役主任保育士。現場の経験を生かして、保育園側の視点と保護者側の視点からの情報や、子育てが少しでもラクになる保育士のハックを発信。保育士、幼稚園教諭1種、認定ベビーシッターの資格も保有。
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