日本ハム、CS決定またも持ち越し 新庄監督「きょうは鍵谷君の日です。鍵谷君に聞いてあげて」引退試合で先発させ2人打ち取る
◇25日 日本ハム1―3楽天(エスコンフィールド北海道) 日本ハム・新庄剛志監督の粋な計らいが、勝負の上では裏目に出てしまった。今季限りで現役を退く鍵谷を華々しく送ろうと、指揮官は「先発」を用意。鍵谷は2人を打ち取って”引退試合”を飾ったが、1回2死から登板した2番手・金村が安田に3ランを被弾した。この一発が響いて敗れ、クライマックスシリーズ(CS)出場決定はまたも持ち越しとなった。 先発ローテを担う金村にとって、回の途中での登板はいつもとはやや違うリズムでの準備を強いられる。金村は「うまく試合に入れず、相手に流れを渡してしまった」と話した。2回以降立ち直り8回まで「0」を並べてものの、時すでに遅しだった。 打線は郡司のソロ本塁打による1得点に抑えられ惜敗。これでCSにリーチをかけてから2試合、3日間、お預け状態が続く。新庄監督は「きょうは鍵谷君の日です。鍵谷君に聞いてあげて」とのコメントを残し球場を後に。26日も本拠地で楽天戦。そろそろ決めたい。
中日スポーツ