アール・デコの空間と鉄とガラスが時を超えて響き合う。『そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠』が開催中!
ホワイトキューブから庭園へ。さまざまな光との出合い
本館の重厚な佇まいとは一転し、鮮やかなホワイトキューブの広がる新館ギャラリー1では、青木が空間全体を用いた本展最大のインスタレーション『ふりそそぐものー赤』を公開。さらに庭園でも三嶋の朝露のような『RUGIADA』が樹木の中へ隠れるように吊るされ、ガラスの中に屋外の風景を写り込ませている。「鉄は透明な金属 そしていつも内部に透明な光をもっている」(青木)と言い、「私のガラスは無色透明です そして周りの光や色をとらえて解き放つのです」(三嶋)とする2人のアーティスト。歴史的な装飾空間を舞台に、鉄とガラスが時を超えて響き合う『そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠』にて、さまざまな光との出合いを果たしながら、生きていることの喜びを感じたい。 『そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠』 開催場所:東京都庭園美術館 本館+新館 ●東京都港区白金台5–21–9 開催期間:開催中~2025年2月16日(日)
文&写真:はろるど