夏ゴルフで大切な日焼け対策。夏バテしないためには“肌”だけでなく“目”のケアも重要!?
紫外線が最も強くなる今の時期、何も対策をしないでいると、あっという間に“ゴルフ焼け”に。ひどいときには皮がむけたり、腫れ上がったり。また、角膜炎など目への影響もある。2024年7月2日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では日焼け対策やアフターケアなど、夏の日焼け対策に役立つ情報を紹介している。「みんなのゴルフダイジェスト」では日焼け対策を一部抜粋してお届けしよう。 これは怖い! ゴルファーたちの「熱中症」体験。残暑ゴルフでまだまだ気を付けたいポイントとは?
教えてくれた人/有田玲子医師
医学博士。日本眼科学会認定眼科専門医。埼玉県さいたま市の「伊藤医院」副院長。慶應義塾大医学部眼科非常勤講師。ドライアイの臨床研究分野では世界屈指の専門医。YouTubeで正しいアイケア方法をわかりやすく発信中
目が日焼けすると脳も日焼けする
ラウンド帰りにぐったりは“目の日焼け”が原因!? 炎天下でのラウンド後に、強い疲労感が残ったり、倦怠感(けんたいかん)を覚えたことがある人もいるだろう。目の日焼けがその原因になっている可能性があると指摘するのは眼科医の有田玲子医師。 「目の網膜は脳の一部で、視神経は脳の神経とつながっています。つまり、目の日焼けは脳が日焼けするのと同じで、目が紫外線を浴びると脳もダメージを受け、体内に大量の活性酸素を発生させます。過剰な活性酸素は細胞の機能低下を引き起こし、脳は全ての細胞をつかさどる自律神経の中枢であるため、身体的な疲れはもちろん、精神的な疲労感をも引き起こすんです」(有田医師)
色や症状にすぐ表れる肌の日焼けとは違い、目の日焼けは「ダメージを受けているかどうか」を判断するのがかなり難しい。対策を怠ると、さまざまな目の疾患にもつながる可能性があり、後々困ることにも。そうなる前に、正しい対策をして、これからの季節を乗り切ろう! 目が日焼けするとこんなリスクも!
【肌のメラニンが増加し、肌が黒く変色】
目が日焼けすると肌のメラニンが増加するという実験結果も報告されている。日焼け止めを塗って肌の対策が万全だと思っていても、目の日焼け対策を怠ると肌の日焼けやシミの原因になりかねない。