「本当に苦しかった」吉田鈴が悲願のプロテスト合格 姉・優利の存在には「一番感謝したい」/国内女子ゴルフ
JLPGA最終プロテスト最終日(1日、茨城・大洗GC=6602ヤード、パー72)最終ラウンドが行われ、19位タイの26選手が通過を果たした。3度目の最終プロテストだった吉田鈴が通算4オーバーの19位で滑り込みでの悲願の合格。「(ホールアウト後は)ひたすら祈ってました。実感がないです。もうプロテスト受けなくて済むんだっていう解放感。本当に苦しかったです」と感慨深く言葉をつむいだ。 第1日に7オーバー79をたたき、90位と大きく出遅れた。だが「みんな厳しいと思っていたと思う。でも絶対にあきらめない。あきらめたら終わり。それだけは信じよう」と集中力を保っていた。徐々に追い上げ最終日は50位から出て、5バーディー、2ボギーの69で回るラウンド。インから出て3つスコアを伸ばして迎えた17、18番で連続ボギーをたたいたが、気持ちは切らさなかった。最終9番(パー4)では5メートルのフックラインを読み切ってのバーディー。結果的にこの一打が大きかった。 ホールアウト後は「落ちたな」と一度はコースを離れたが、宿泊先で日本ツアー3勝の姉・優利と連絡を取り合ったという。「(姉と)ラインして行けるかなぁって言いながら。一番感謝したいです」。やっとたどり着いた姉と同じ舞台。「JLPGAを盛り上げられる一員になりたい」と目を輝かせた。