つまようじで「水曜どうでしょうハウス」 北海道・赤平の金井さん制作 1月11日から限定販売
【赤平】市内でヘアサロンを経営する金井祐貴さん(40)が制作したつまようじ細工「ミニチュア 水曜どうでしょうハウス」が人気だ。市内に建つ同ハウスの一般公開時に販売され、毎回完売している。金井さんは「こんなに売れるとは思わなかった。すごくうれしい」と驚く。3回目となる今回も、来年1月11~13日のハウスの一般公開に併せて6個限定で販売する。 【動画】北海道新幹線札幌延伸工事で超大型クレーンが稼働中 室蘭のDENZAI保有 同ハウスは、北海道テレビ放送(HTB)の人気バラエティー番組「水曜どうでしょう」で俳優の大泉洋さんや赤平在住の鈴井貴之さんら出演者が建設に携わった。2017年から大泉さんらが建て始めたが、18年に雪の重みでつぶれてしまい、その後、大工が建て直して20年2月に完成した。 金井さんは子どものころから手先が器用で、10年前から趣味でつまようじ細工を始めた。独学で戦車や船などを作っていたが、市内の飲食店「珍来」に展示されていた同店を再現したミニチュアなどが、番組プロデューサーの目に留まり、22年のハウス公開時に制作を依頼されたという。 初めて手がけたのは大泉さんらが建てようとしていた幻のハウス。24年には、雪で倒壊したハウスを再現したミニチュアを作った。 今回の作品は、現在のハウスの冬バージョン。サイズは高さ6センチ、縦が5センチ、横が7センチ。1個に200本のつまようじを使った。水性塗料で色を塗り、ニッパーで切り、ナイフで削るなどして加工、各パーツを組み立てて接着剤で付けた。1個に約5日間費やし6個完成させた。