【V6のJ30Aをスワップ!?】ホンダマニアをニヤリとさせるグレードダウンカスタム!!
見事な逆転の発想カスタマイズを徹底解説! BASE CAR:オデッセイ・プレステージ(RA5)/1998年型 【画像8枚】愛しのRA3化を成就させたダウングレードカスタム、こだわりの内装メイクなどなど ベース車両は初代オデッセイ。 ’90年代に日本のミニバン市場を確立し、カスタムミニバン全盛の時代を風靡した忘れがたき名車である。 新車から20年以上が過ぎた今も根強いファンが存在し、オーナーも初代オデッセイを2台乗り継いだ経歴を持つ筋金入りのフリークだ。 窓ガラスまでUS化を図ったマニアックなUSDMスタイルを土台に、足回りフル加工の生足ロワードで、17×10JのワークMCOレーシングをハンドル全切り可能なセッティングで履きこなすスタンスメイクが特筆もの。 ホンダ純正タフタホワイトをまとう外観は、過走行によるエンジンの限界で泣く泣く手放した元・愛機のRA3型オデッセイと見た目ウリ二つのクローンなのが実のトコロ。 しかも、ボンネット下に収まる心臓は高級車レジェンドと同じ3L・V6のJ30Aエンジンがシレッと収まっているのもホンダマニアをニヤリとさせるアプローチだ。 ガワは4気筒モデルのRA3オデッセイだけど、中身はV6という思わぬギャップは、一見はまるでエンジンスワップを行ったかのよう。 が、オーナーが新たに選んだベースはV6のJ30Aエンジンが元から搭載された忘却の上級車種が実体。 RA5型“オデッセイ・プレステージ”に元愛車のボディパーツもろもろを移植してRA3型化けを図ったのでアリマス♪ 日本専売の希少V6オデッセイによるグレードダウンカスタムで、ホンダマニアも息を飲む玄人フィニッシュを手にしたこの1台。 万人にはワカリずらい手数にコダワるUSDMスタンスの真髄をいく渾身の作に拍手喝采っス! 『カスタムCAR』2020年3月号掲載 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
カスタムCAR編集部