福島・大熊に大阪大が拠点開所 教職員常駐、放射線研究
東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町は6日、町内に新設した「連携大学等研究・支援センター」の開所式を行った。放射線研究や人材育成に関する連携協定を結ぶ大阪大が当面占有して活動拠点にし、町に移住した教職員2人が常駐して研修指導と補助をする。今夏は大阪大以外にも15大学ほどの学生が研修で訪れる予定だ。 町によると、同センターは、特定復興再生拠点区域(復興拠点)として2022年6月に避難指示が解除された旧帰還困難区域内にある。大手ゼネコン清水建設から寄付された2階建て事務所を改修した。 小中高生向けの教育プログラムも実施予定だという。