【日本ハム】伏見寅威が意地のプレーで勝利を呼び込む 周東佑京の三盗阻止&ファウルチップ好捕 マウンドの田中正義は涙
◇プロ野球パ・リーグ 日本ハム 3 - 2 ソフトバンク(13日、エスコンフィールドHOKKAIDO) 【画像】試合に勝利した日本ハム・新庄剛志監督 日本ハム・伏見寅威選手が意地のプレーを見せ、勝利をたぐり寄せました。 前日、延長12回に及ぶ熱戦でソフトバンク敗れた日本ハムは、この日も接戦の試合を展開します。 日本ハムは8回に2本のタイムリーで逆転。1点リードで、9回を迎えます。この回の先頭打者は俊足の周東佑京選手。ここで痛恨の四球とし出塁を許すと、ライトヒットを浴び、ノーアウト1、2塁のピンチを背負います。 続く打者をフライアウトとするも、ここで周東選手が3塁への盗塁を図ります。リーグトップの30盗塁を誇る周東選手ですが、伏見選手が好反応を見せ、3塁で刺し2アウト。この好プレーに球場では大歓声が上がります。 勝利まであと1アウトとしたところで、再び伏見選手が好プレーを披露。 打者のバットをかすめたファウルチップを、伏見選手が捕球すると、ボールはグラブの先をスルリと抜け、ふわりと浮き上がります。これに伏見選手が瞬時に反応し右手で掴むも、ボールは指先に当たり、再び上に弾みます。これをさらに腕を伸ばし倒れ込みながら右手でガッシリと掴んだ伏見選手は、そのまま右手を掲げアピール。3アウトでゲームセットとなりました。 この回のイニングを任された田中正義投手はマウンドにしゃがみこみ、伏見選手は笑顔で駆け寄ると、お互いのプレーをたたえました。試合後には安堵(あんど)からか、田中投手の目に涙が浮かびました。 好プレーでチームに勝利を呼び込んだ伏見選手。これで日本ハムは首位・ソフトバンクとの同一カードを1-1の振り出しに戻しています。