2023年の「トレたま年間大賞」は“猫背を防ぐシャープペンシル”【WBS】
宇宙でシャンプーシート
宇宙用に開発されたトレたまもありました。 「凹凸がついていて、マッサージをしながら頭を洗うことができる」(宇宙旅行士の若田光一さん) 水がなくても頭皮や髪の毛を洗うことができるシャンプーシート。特殊なシャンプー液が染み込んでいて、頭皮の汚れを吸着します。宇宙でシャンプーをするのは、飛び散らないようにタオルで抑えるなど一苦労。花王が開発したシャンプーシートは、実際に国際宇宙ステーションに搭載されました。
トレたま年間大賞は猫背を防ぐシャープペンシル
今年のトレたま年間大賞は「リス ジャパン」が開発した“猫背を防ぐシャープペンシル”です。 ペンに内蔵されたセンサーが、ペンと顔の距離が25センチ以下になると、猫背と判断。自動でペン先が引っ込み、書けなくなります。開発のきっかけは、今木智隆社長自身が子供の姿勢を何度も注意するストレスを減らすためでした。 「お子さんの姿勢はなおりましたか?」(藤井キャスター) 「姿勢がなおったかはちょっと怪しいが、怒る回数は減った」(今木社長) 月に100本販売という好評を受け、新たに発表したのが、鉛筆タイプです。鉛筆の芯に特殊な金属を混ぜ、削らなくても16キロ、およそ1年間書き続けることができます。 学校でシャーペンの使用が禁止されている子どもでも使えるようにと鉛筆タイプを開発。シャーペンタイプよりも摩擦やにじみに強く、書いた後に汚れにくくなる進化もしていました。 今回大賞に選んだ決め手というのが取材したときから進化していて、しかもその変化がわかりやすいという点です。前回、取材した際には今後の展開としてボールペンということでしたが、今回はそれよりも先に鉛筆タイプを作ったということです。 「リス ジャパン」では、来年はボールペンタイプもぜひ作りたいと話していました。 ※ワールドビジネスサテライト