日高前副会長の後任に、ヤマハ渡部克明会長兼社長が就任【日本自動車工業会】
バイク担当副会長、約40日ぶりに決定
日本自動車工業会が2024年11月21日に理事会を開催しました。議題のひとつが、空席だったバイク担当役員についてです。同日午後、理事会は全員一致で副会長に渡部克明ヤマハ発動機社長兼会長の新任を決議しました。 【画像】空席だった日本自動車工業会の副会長が決まる(6枚)
バイク担当役員は、2024年9月30日に日高祥博氏(※「高」は「はしごだか」)がヤマハ発動機の社長を辞任し、日本自動車工業会の副会長職も辞しました。その後、自工会は同年10月16日に、ヤマハ会長兼社長の渡部克明氏を理事として選任しましたが、副会長職については空席のままでした。 日本自動車工業会の役員は、いすゞの片山正則会長兼CEOが会長を、6人の副会長が支える構成です。それぞれに担当する役割がありますが、その中でも日高氏は、バイクに特化した担当役員でした。 経済産業省とバイク業界団体などで毎年開催する「バイク・ラブ・フォーラム」で二輪産業政策ロードマップの講評を担当し、不定期に開催するメディア・ミーティングで、バイクを話題にするメディアの掘り起こしを模索するなど、自工会における活動をリードしてきました。 渡部副会長は2013年4月、ヤマハで生産本部長(兼)MC事業本部第1事業部長を経て、副社長から会長へ。日高氏の辞任に伴い、会長兼社長に就任しました。今もツーリングなどを楽しむ現役ライダーです。
中島みなみ