井上尚弥、イブ決戦へスパーリング開始 「いろんなタイプの選手とやれたら」【ボクシング】
ボクシング世界4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=が、12月24日に行われるIBF・WBO同級1位サム・グッドマン(26)=豪州=との防衛戦へ向けスパーリングに入った。所属ジムが13日、明かした。メキシコから招いたパートナー2人と7日、11日に各5ラウンドを行った。 ◆井上尚弥、大谷翔平&山本由伸の試合を観戦【写真】 今回来日したのは17戦全勝(16KO)でWBO同級11位のセバスティアン・エルナンデス(24)と、21勝(9KO)3敗で今夏までフェザー級の地域王座を保持していたブランドン・レオン(26)。ともに初来日となる。 井上は「2人とも強い選手ですが、グッドマン対策としてはタイプは正反対。この先の残りのスパーリングは考えながらやりたいと思う。グッドマンが正統派なので、メキシコ人のパートナーだけでなく、アマチュア選手ともやりたいと思います。来週から(何度もパートナーを務めたジャフェスリー)ラミド、その翌週から第2弾のメキシコ勢も来てくれる。いろんなタイプの選手とやれたらと思う。自分としては万全の態勢でできていると思っています」コメントした。実戦練習では全体的な底上げを意識しているという。 スパーリング開始前にはサウジアラビアを訪れ、同国の王族、総合娯楽庁トゥルキ・アル・シェイク長官が手がける巨大イベント「リヤド・シーズン」と推定総額30億円の超大型スポンサー契約を結んだ。「反響はかなりありましたね。金額を出したことも大きかったのかなと。ただ自分の心境としては何も変わらないです。今回の契約は夢を与えられたかなと思います。今後、同じようにやれる選手も出てくると思います。子供たちもそうですし、今のやっている若手の選手たちにも、そう感じてもらえたらなと思います」とジムを通じて心境を語った。
中日スポーツ