大阪・西成「あいりん総合センター」路上生活者ら立ち退き、大阪地裁が強制執行…荷物など撤去
大阪市西成区のあいりん地区にある労働施設「あいりん総合センター」(閉鎖)の敷地で野宿する路上生活者らに対し、大阪地裁は1日朝、立ち退きを求めた判決に基づき、荷物などを撤去する強制執行を始めた。 【地図】あいりん地区
土地を所有する大阪府が路上生活者らに退去を求めた訴訟で、今年5月に路上生活者側の敗訴が確定していた。センターは1970年の建設で、職業安定所や病院、市営住宅が併設され、日雇い労働者らが利用してきた。耐震性の問題から建て替えが決まり、2019年に閉鎖された。