マレスカ監督、難敵フルアムとのダービーへ「結果は常にコントロールできるものではないが、望むプレーの仕方はコントロールできる」
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が、ボクシング・デーに行われる難敵とのダービーマッチへの意気込みを語った。 前節、エバートン相手のゴールレスドローで公式戦連勝が「8」でストップしたチェルシー。それでも、無敗記録を12試合に更新するなど好調を維持。 そんななか、26日に開催されるプレミアリーグ第18節では9位のフルアムとのホームゲームに臨む。 難敵相手のダービーマッチに臨むイタリア人指揮官は、会見の冒頭で最新のチームニュースを提供。リース・ジェームズ、ヴェスレイ・フォファナ、ブノワ・バディアシルと守備陣に加え、ハムストリングを痛めているMFロメオ・ラヴィアの欠場を明かした。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。 「ロメオはまだ回復中だ」 「彼はずっと良くなってピッチに出て練習しているが、残念ながら次の試合には間に合わない。他のプレーヤーに関しては、エバートン戦前と同じ状況だ」 前節のドローで首位リバプールとの暫定勝ち点差は4ポイントに広がったが、依然として上位争いで好位置に付けるブルーズ。ただ、就任1年目の指揮官は「我々は何度も、プレーの仕方やポイントの点で期待を上回っていると言っている。しかし、私がいつも言っているように、我々にとっての主な焦点は、プレーヤーをいかに改善できるか、そして試合ごとにチームをいかに改善できるかということだ」と、あくまでチームとしての成長にフォーカスを当てている。 また、リーグテーブルの最上位に位置するリバプールとの差は決定力との指摘もあるが、あくまでポジティブシンキングなマレスカ監督はチャンスを作れていること自体を前向きに捉えている。 「ボールを持っているときも持っていないときも、自分たちのプレーの仕方はコントロールできるが、ポストやクロスバーに当たって試合に勝てないという点では、結果をコントロールすることはできない。クロスバーやポストに何度も当たれば、その結果として多くのチャンスを作れるだろう」 「得点はしているし、現時点でプレミアリーグで最高の攻撃力を持っていると思う。それはチャンスを作れているということであり、それが我々の望んでいることだからだ」 「ゴールを決めることもあれば、外すこともある。こうしたことは経験とは関係ないと思う。チャンスをものにするためには、時には冷静になることが重要だ。将来的には、もう少し運が良くてチャンスをものにできればと思うよ」 また、ここ最近では上位相手に好勝負を演じているフルアムに対しては「彼らは素晴らしい」、「彼らは明確なアイデンティティを持っていて、ボールを持っているときも持っていないときも、何をすべきかわかっている」と称賛の言葉を並べた。 そのうえで「厳しい試合になることはわかっているが、私は彼らに勝つ方法、ボールを持っているときも持っていないときも、どうすればいいかに集中しようとしている。結果は我々が常にコントロールできるものではないが、我々が望むプレーの仕方はコントロールできる」と、ダービー勝利を誓った。
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