臼杵の商店街で火災 店舗や住宅十数棟燃える 市が住宅のあっせん検討へ 大分
大分県臼杵市の商店街で十数棟にわたって燃え広がった火事を受けて 市は今後、被災者に対し住宅をあっせんするほか、がれきの処理や税金の免除についても検討する方針です。 【写真を見る】臼杵の商店街で火災 店舗や住宅十数棟燃える 市が住宅のあっせん検討へ 大分 24日午後2時前、臼杵市臼杵の中央通り商店街で「家が燃えている」と住民から通報がありました。消防車13台が出動し、火はおよそ11時間後の25日午前1時すぎに消し止められました。 現場は臼杵市中心部の古くからの街並みが残る商店街で、住宅や店舗が密集した地域です。 警察によりますと、橋本光子さん(76)の自宅から出火したとみられ、周辺の十数棟に燃え広がったということです。橋本さんや付近の住民にけがはありませんでしたが、消防隊員2人が気分が悪くなったり腰を傷めたりして病院に運ばれました。 警察と消防はおよそ30人態勢で25日朝から実況見分を行い、火事の詳しい状況や原因を調べています。過去に例がないほどの大規模な火事を受けて、臼杵市は避難所を開設し、2世帯3人が一夜を過ごしました。 (被災者)「急なことで唖然としている。何もないからこうして食べるものをみなさんが提供してくれるので助かっています」 臼杵市は今後、被災者に対し住宅をあっせんするほか、がれきの処理や税金の免除についても検討することにしています。
大分放送