就実や古城池、興譲館 初戦突破 高校野球岡山大会2日目
第106回全国高校野球選手権岡山大会第2日は14日、倉敷マスカットスタジアムなど3球場で1回戦7試合があり、昨夏8強の就実、古城池、興譲館、玉島商などが初戦突破した。 就実は2年の恵木、河原がそろって2打点を挙げる活躍で水島工に11―2の七回コールド勝ち。古城池は連合チームの御津・鷲羽・緑陽との今大会初のタイブレークを11―8で制した。興譲館が作陽学園に2―1、玉島商が東岡山工に4―2で競り勝った。 第3日の15日は1回戦7試合、第4日の16日は1、2回戦計7試合がある。 ▽1回戦 就実 2013230|11 2000000|2 水島工 (七回コールド) ▽三塁打 清水▽二塁打 恵木、河原▽暴投 槙野2 【評】就実が11安打で11得点を挙げた。2―2の三回に恵木の右前打で勝ち越し。四回は河原の2点二塁打などで3点を加え、その後も松室の2点適時打などで突き放した。 水島工は一回、石飛と岡の適時打で追い付いたが、二回以降は1安打に抑えられた。 古城池 1012002005|11 0006000002|8 御津・鷲羽・緑陽 (延長十回、十回からタイブレーク) ▽三塁打 高橋、宮地▽二塁打 高橋2、近藤、江田、矢部▽暴投 藤本、井原3、小野田2 【評】御津・鷲羽・緑陽は連合チーム初勝利に届かなかった。4点を追う四回、矢部、原らの5安打に3四球を絡めるなどして一挙6点を奪い一時は逆転。タイブレークの延長十回も2点をかえす粘りを見せた。 古城池は五回途中から救援した藤本が要所を締めて流れを呼び込んだ。 興譲館 001100000|2 100000000|1 作陽学園 ▽三塁打 上高原善▽二塁打 上高原源、上高原善、太田、辻井▽暴投 石原匠 【評】興譲館は三回2死から上高原善、江原の連続長短打で追い付き、四回は敵失による走者を吉田がかえし勝ち越し。6回1失点の宇都宮ら3人の継投で逃げ切った。 作陽学園は太田の適時打による1点どまり。2死二塁から単打で二走が生還できないケースが2度あり11残塁を喫した。 東岡山工 000020000|2 21000001X|4 玉島商 ▽暴投 永富 【評】玉島商は序盤に主導権を握った。一回1死満塁から押し出し四球と見附の犠飛で2点。二回も押し出し四球で加点した。主戦永富は失策や暴投が絡み2失点したものの3安打で完投した。 東岡山工は降雨の影響で行司、久岡の2投手が計9四死球と乱れたのが誤算だった。 津山商 100100304|9 000000000|0 倉敷 ▽二塁打 庄司▽暴投 樫本▽ボーク 樫本 【評】津山商は一回2死二塁、岡田が左前に先制打。七回2死一、二塁で庄司が2点二塁打を放つなど9点中7点を2死から奪った。投げては5回3安打の樫本、3番手で4回1安打の庄司らで無失点リレー。 倉敷は山口が160球を投げ抜いたが、攻撃が終始空回りした。 学芸館 44600|14 00000|0 操山 (五回コールド) ▽三塁打 坂本2▽二塁打 高安、竹下▽捕逸 清水 【評】学芸館が大勝した。一回無死三塁から高安が三塁線を破って先制し、3敵失も絡んで計4点。二回は坂本がフェンス直撃の左越え三塁打で満塁の走者を一掃し、三回は4連打が出た。4投手の継投も危なげなし。 操山は中野、片岡の2安打に終わった。3番手斉藤は2回無失点。 笠岡工 00000000|0 13000021x|7 倉敷工 (八回コールド) ▽三塁打 坂爪、浅野間▽二塁打 坂爪、橋井、浅野間▽暴投 吉田 【評】倉敷工は一回、先頭坂爪の二塁打を足場に先制。二回は陶山、橋井、坂爪の3連続短長打で3点を奪い、終盤に加点して勝負を決めた。先発陶山は8回2安打無失点、9奪三振の好投。 笠岡工は二回途中から救援した吉田が粘り強く投げたが、反撃できなかった。