「Q3の主役になりたかったけど」角田裕毅、今季最高の予選7番手に悔いは残るもチームに感謝…元F1ドライバーは「イモラの週末のスターだ」と賛辞
また角田は、今季初めてQ3進出を果たしたチームメイトのリカルド(9番手)への祝福や、チームスタッフへの感謝も忘れず、「チーム、そしてダニエルにもおめでとうと言いたいです。我々は速さを示せており、ファクトリーの人々の努力は、想像以上のものです。彼らは、称賛に値します。これほどのパフォーマンスは予想していませんでした」と語り、さらに以下のように続けた。 「チームは車を開発するために本当に一生懸命取り組んでいて、その努力は計り知れないものであり、それが成果を上げているので、車は一貫して非常に良いパフォーマンスを発揮しています。新しいチームとして、多くの新しいメンバーがいる中で、我々には一緒に溶け込むための時間が必要でしたが、今では皆が上手く機能していて、ミスもほとんどありません。彼らは間違いなく、この結果に相応しいし、こんなに素晴らしい車を提供してくれたことに非常に感謝しています」 一方、リカルドも角田に言及しており、「ユウキの仕事は非常に素晴らしく、週末を通して良いドライビングを見せている」とプレスリリースで語った他、メディアに対して「ユウキにはホームサーキットの利点がある。彼はいつもここでテストをしていると言っていたが、さては何か違法なことをしているな!(笑)。とにかく、彼は良い仕事をしている」(フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』より)と彼らしいジョークも披露している。このあたりには、リカルド自身の調子も上がってきているのが窺えるだろう。 RBも、トップ5(レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス、アストンマーティン)に割って入っての両ドライバーのQ3進出を喜んでいるが、レーシングディレクターのアラン・パーメインは「今日は非常に良い1日だった。ユウキはQ2でQ3よりも速いタイムを出していたので、少しフラストレーションを感じてセッションを終えたと思うが……」とのコメントを残している。
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