瀬長島ホテル、一時避難施設に 津波に備え豊見城市と協定 沖縄
【豊見城】豊見城市とリゾーツ琉球(兼城賢成社長)は11日、地震後の津波に備える一時避難施設として、同社が運営する瀬長島ホテルを新たに加える協定書を締結した。 【一覧表あり】大雨が降ると「陸の孤島に…」 ここは要注意! 沖縄27市町村の冠水ポイント【アーカイブ】 瀬長島には、同ホテルや商業施設ウミカジテラスがあり、観光客でにぎわっている。一方、アクセスは、長さ約600メートルで片側一車線の海中道路のみで地震直後の避難誘導が課題となっている。 ホテルは海抜23メートルにあり、島の四方から徒歩で移動できて屋上は40メートルの高さがある。兼城社長は「津波は事前に予想できず、島にいる人を安全に避難させられるよう訓練していく。外国語での避難誘導や備蓄などの課題も解決したい」と語った。 市はまた、デジタル製品製造販売のアンカー・ジャパン社と災害時の物資供給協定を10月29日に締結。避難所で使用する大型ポータブル電源2台、リュックに積み込める小型電源と急速充電器を詰めた防災電源バッグの寄贈を受けた。