斎藤知事の“パワハラ疑惑”めぐり 兵庫県市長会が異例の臨時総会 「県民が心配 信頼が失われている」
兵庫県の斎藤知事をめぐるパワハラなどの疑惑に関連して、県の市長らが集まる「兵庫県市長会」が臨時総会を開き、知事に「県政が停滞しないよう」要望することを決めました。 兵庫県の元幹部(当時60歳)は3月、斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を県議会やマスコミに送り、5月に停職3ヵ月の懲戒処分を受けたあと、7月に死亡しました。 告発文書については、県議会が百条委員会を設置して真偽を調査していますが、県市長会はこの問題による市政への影響や、知事に疑惑に関しての要望を出すかどうかを議論するため、7日臨時総会を開きました。 総会には22市の市長が出席しました。 (神戸市・久元喜造市長)「県政が混乱しているのは事実なので、県政の混乱が市政に影響しないように、要望するのが妥当ではないかと」 県市長会はもともと23日に、斎藤知事に対して政策や予算に関する要望書を提出することが決まっていましたが、7日の1時間あまりの議論の結果「県民が心配し、信頼が失われているため、信頼を取り戻せるように努めて欲しい」「県政が停滞しないよう求める」項目などを追加することが決まったということです。 事務局によりますと、兵庫県市長会の臨時総会は異例で、過去に開かれたことがないということです。
ABCテレビ
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