【陸上】元西脇工高監督・足立幸永氏が神奈川大スカウティングディレクターに就任
7月1日、神奈川大は陸上部駅伝チームのスタッフに足立幸永氏が就任したことを発表した。スカウティングディレクターとしてチームをサポートするという。 神奈川大・大後栄治前監督が後任の中野剛新監督へ“タスキリレー”「彼なら安心して任せられる」4月から部長兼総監督へ 足立氏は1963年生まれの61歳。兵庫・西脇工高では5000mで国体入賞など活躍し、日体大進学後は1年時に箱根駅伝の優勝テープを切ったほか、3年時には9区で区間賞も獲得している。 大学卒業後は兵庫県の公立高教員として奉職。1996年からは母校・西脇工高に赴任し、渡辺公二監督の下で陸上部の指導を続け、09年から監督に就任した。 今年3月の定年退職に伴い監督を退任するまで、チームを全国高校駅伝へ11度の出場に導き、近年では長嶋幸宝(現・旭化成)を指導している。 足立氏はスタッフ就任にあたり、「身に余る重責ではありますが、一意専心し駅伝チームの発展と、大学関係者の皆様のご期待に添えるよう尽力いたします」とコメント。同校の中野剛監督も「チーム強化にご協力頂ける事に感謝すると共に、大変心強く思っております」と期待を寄せた。 神奈川大は今年の箱根駅伝で21位。1月に長く監督を務めてきた大後栄治氏が総監督となり、コーチだった中野氏が監督に昇格。新体制で臨んだ6月の全日本大学駅伝関東選考会では7位となり、2大会ぶり19回目の本戦出場を決めるなど、幸先の良いスタートを切っている。
月陸編集部