「万博後」の学研都市、未来の姿は 大学や研究機関の代表者らが意見交換
関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)に立地する大学や研究機関の代表者が集う「共創会議」が、このほど京都府木津川市木津川台の国際高等研究所で開かれた。まちの課題や、同都市で2025年の春に開幕する「けいはんな万博」をにらんだ「ポスト万博」をテーマに意見を交わした。 会議は4回目で、13大学・8研究機関の学長や代表者らが出席した。 会議では「発信力と交通アクセスが弱く、多様性と集積という学研都市の強みを生かし切れていない」など課題を指摘する声や、「文化・芸術的な側面にも注力すれば、筑波研究学園都市との違いが出るはず」「けいはんな万博のレガシー(遺産)を感じてもらえる工夫が大切」「学生が気軽に訪問できるよう、研究施設の公開を進めてもらいたい」などの意見が出た。 3月にも会議を開き、学研都市の未来に関する「提言」としてまとめる方針。