飯田「丘フェス」でスカッシュ体験会 ミニチュアスカッシュコート特設
インドアラケットスポーツ「スカッシュ」のミニチュアコートが10月22日、国内で初めて公開された。11月3日に開催する「第16回 飯田丘のまちフェスティバル」に向けての取り組み。(飯田経済新聞) 【写真】コートを制作したチーム 当日は、公式コートの3分2サイズの「体験型ミニチュアコート」を、ホクシン工業(松川町生田)横の体育館へ10人ほどが約2時間かけて組み立てた。同社製造のアルミフレームと、セイコーアドバンス飯田支店(飯田市上郷)製造のアクリルパネルを使った。 スカッシュは、4面を透明のアクリルパネルに囲まれたコート内で、ラケットを持ちゴムボールを1対1で打ち合う。2028年のロス五輪で正式種目に採用されている。 完成したコートは、高さ5.64メートル、幅6.4メートル、奥行き9.75メートルの広さ。飯田市出身で、川崎市スカッシュ協会専務理事の竹村友宏さんが「飯田でもスカッシュを広めたい」と思い、スカッシュを通して縁のある仲間と一緒に取り組んだ。竹村さんは「すごい。いいね」と、完成したコートを眺めながら話す。 現在日本ランキング1位の机龍之介選手が、海外遠征の合間を縫って体育館を訪れ、竹村さんと試し打ちした。「4面を壁に囲まれた中でするスポーツは他にない。前や横の壁の反射を利用したショット」とスカッシュの魅力を紹介しながら、「一度やってもらうとスカッシュの楽しさを知ってもらえる」と机さんは話す。 昨年までの同フェスでは、ビニールを膨らませた壁面のミニチュアコートを使ってきた。竹村さんは「正式なコートに近い弾力が再現でき、スカッシュをより楽しんでもらえる。スカッシュの魅力をぜひ体感してほしい」と同フェスへの来場を呼びかける。 同フェスは飯田駅前の中心市街地を会場に開催。開催時間は10時~16時。ミニチュアスカッシュコートは銀座4丁目に特設し、11時から体験会を行う。
みんなの経済新聞ネットワーク