新型自動化ゲートを桃園国際空港に導入へ 来年春節前に試験運用開始/台湾
(台北中央社)内政部(内務省)移民署は11日、出入国審査場に導入している自動化ゲート「e-Gate」について、第4世代の新型機を桃園国際空港に設置すると明らかにした。来年の春節(旧正月、来年は2月10日)前に設置を完了し、試験的に運用を開始する予定。新型機はスピーディーな生体認証システムを採用し、より分かりやすいランプ表示や案内画面によって認証率向上や審査時間の短縮を図る。 移民署は2012年から各空港や港に自動化ゲートを順次導入してきた。世界の人口移動再生の流れや自動化ゲートの設備刷新を背景に、同署は「新世代出入国審査サービス計画」を策定。2023年から25年にかけて第1世代機の運用を順次終了する。 現在、桃園国際空港第1、第2ターミナルで一部自動化ゲートの更新工事が進められており、来年1月末まで区域ごとに工事を行う。期間中は一部の自動化ゲートの運用が一時停止されるため、有人の審査窓口の数を増やして対応するとしている。 (黄麗芸/編集:名切千絵)