バルセロナで失意のシーズンを過ごしたオリオウ・ロメウ「大切な存在になれるとオファーを受けたが…眠れないこともあった」|ラ・リーガ
MFオリオル・ロメウが、バルセロナ復帰後の苦悩を告白した。 昨季にジローナを離れて、下部組織から過ごしたバルセロナに復帰したMFオリオル・ロメウ。チャビ・エルナンデス監督たっての希望での復帰だったが、シーズン中盤戦から出場機会を減らし、一部サポーターからは“期待外れ”の選手の一人として扱われた。 スペイン『3Cat』とのインタビューに応じたオリオル・ロメウは、自身にとって難しいシーズンであったことを認めている。 「フィジカル面は自分が望む状態ではなかった。メンタル面も同様だ。個人的なミス、パフォーマンスの内容的にね」 「ベンチではチャビに起用されるときのために心の準備をしていた。そうしてピッチに立ち、アドレナリンが最も高くなるが、負けてしまうと眠ることができなかったんだ」 オリオル・ロメウには、昨夏バルセロナを退団したMFセルヒオ・ブスケツの代役として振る舞おうとする気持ちもあったようだ。 「ブスケツがバルサで成し遂げたことは素晴らしい。だけど彼の代わりを務めようと、ここにやって来たわけじゃなかった。それでも人々が話している以上に、自分自身に対して厳しく要求してきたつもりだ」 昨季ジローナでは絶対的な主力だったオリオル・ロメウだが、今回のような経験をすると分かっていたならば、バルセロナのオファーを受け入れていたのだろうか。 「決断は卓上にあるものによって下すわけだ。多分、僕は同じ決断を下ししていたと思う。バルサからオファーが届いて、とても重要な存在になれると言われればね……。その後、想像とは異なる状況に陥っても、そこで学ぶことだってある。でもその当時には、自分にとってはそれが最善だと信じるものなんだよ」