トヨタ「クラウン」15代目はコネクテッドカーへ進化! 460.6万~718.7万円でさらに若返りスタイリッシュに変貌【今日は何の日?6月26日】
●若返りを目指しクーペ風スタイルに変貌した15代目
2018年のこの日に登場した15代目クラウンは、キャッチコピーを“挑戦と革新を続ける初代コネクテッドカー”とし、ユーザーの若返りをさらに加速させ、6ライトウインドウを採用しクーペ風のスタイリングに変貌した。 トヨタの新しい設計思想「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」をベースに開発され、安全技術は第2世代“トヨタセーフティセンス”を標準装備。パワートレインについては、高効率のダイナミックフォースエンジンをベースにした2L 直4 直噴ターボエンジンと、2.5Lおよび3.5Lベースのハイブリッドと、3種が用意された。 車両価格は、2.0L直4 直噴ターボ仕様が460.6万~559.4万円、2.5L直4 HV仕様が497.9万~632.3万円、3.5L V6 HV仕様が623.7万~718.7万円で、先代に比べると概ね100万円高額となった。
●トヨタ初のコネクテッドシステムを搭載
15代目クラウンの先進技術で特に注目されたのは、車載通信機器などによって“つながるクルマ”を具現化したコネクテッドカーの第1弾となったことだ。 コネクテッドシステムとは、車内に装備した車載通信機器からコールセンターやディーラーなどにアクセスして様々な情報のやり取りができる技術である。具体的には、クルマの状態をドライバーに伝えて、メンテナンスのアドバイスや案内、エアバッグ展開(事故)時にコールセンターを介して警察・消防署への通報。さらに、ITS(高度道路交通システム)と連携して緊急車両の接近を教えてくれる、赤信号の警告、右折時に対向車や歩行者がいることを警告することもできる。 以上のように、優れた環境技術と安全技術、さらに伝統の上質の走りとともにスポーティさも加わった15代目だが、“セダン冬の時代”は深刻で、クラウンといえども販売は決して好調とは言えなかった。 ・・・・・・・ 2023年に登場した16代目の新型クラウンの斬新なクーペ風スタイリングには驚かされたが、この本格的な若返りの動きは15代目から始まっていた。セダンをリードするクラウンが、従来の重厚なセダンから新しいセダンの形を提案しているのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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