高校3年生に薬物乱用防止教室 「オーバードーズ」など注意呼びかけ 警視庁
若者による市販薬の過剰摂取「オーバードーズ」が問題となるなか、警視庁が都内の高校生に対し、薬物乱用防止教室を開き、注意を呼びかけました。 7日午前、警視庁が東京・文京区の日本大学豊山高校で薬物乱用防止教室を開き、大学進学などを控える3年生約500人が参加しました。 教室では、東京都薬剤師会の副会長が講師を務め、市販薬の過剰摂取「オーバードーズ」は最悪の場合、死に至るケースがあることや違法薬物の依存により傷ついた脳は回復が困難であるなどと説明しました。 警視庁によりますと去年、都内で大麻取締法違反の疑いで検挙・補導された少年の数は、2014年と比べて約10倍に増加しているということで、「薬物には手を出さず誘いは断るよう」注意を呼びかけました。 参加した高校3年生の清水裕太郎さん(17)は、「薬物は身近なものであること学んだので、自分の身は自分で守る。大学に進学すると薬物の誘惑の機会が増えるので気をつけたい」と話しました。