伊江島沖で竜巻か 3月にも発生 本島北部に雷、波浪注意報 沖縄気象台「突風、落雷に注意を」
伊江島と水納島の間の海上で2日午前8時40分過ぎ、竜巻とみられる雲が確認された。目撃者によると、海水を巻き上げて線状に伸びる様子が確認され、5分ほどで消えたという。 【写真・動画】竜巻目撃証言続々 「ゴォー」という音 テーブルやいすが散乱し、倉庫が破損 「こんなの初めて」
沖縄気象台の担当者は「海上竜巻と思われる。台風の影響もあり、沖縄本島地方は大気の状態が不安定で、突風や雷が発生しやすい状況にあった」とした。伊江村では3月にも竜巻が発生し建物の一部破損や、農作物への被害が確認されている。 同日の沖縄本島地方は曇りで、雷を伴い激しい雨の降っているところもあった。沖縄気象台は、3日にかけて、沖縄本島地方では雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となる恐れがあるとしている。本島北部では土砂災害に、沖縄本島地方は落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼び掛けている。 2日には金武町でも竜巻の目撃情報があり、町内から撮影したとみられる竜巻の画像が複数の住民の間で共有された。一方、町や金武地区消防衛生組合によると、竜巻による被害の情報はない。 (池田哲平、武井悠)
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