突然の腹痛!検査結果は、チョコレート嚢胞と多発性子宮筋腫に子宮腺筋症のフルコース!?さらに手術はなんと4カ月待ち!【作者に聞く】
おしゃれなキッチン雑貨店に勤務していた元店長オムニウッチー(@omni_uttii821)さんは、ある日突然の腹痛で立ち上がれなくなった!想像を絶する痛みを鎮痛剤で散らし、クリニックを受診すると「子宮内膜症」との診断…。医師からは「妊娠」か「手術」の2択を迫られ、手術を選んだら、予定日は4カ月も先だった「子宮内膜症で入院した時の話」を紹介するとともに、オムニウッチ―さんに当時の話を詳しく聞いた。 【漫画】本編を読む ■怪しいときは早めに婦人科に受診を ある日、お腹が痛くなったオムニウッチ―さん。痛みはどんどん強くなり、動けないほどに。救急車を呼ぶか迷うほどだったが、鎮痛剤で痛みを散らして婦人科を受診。すると、左右の卵巣にそれぞれチョコレート嚢胞があるほか、多発性子宮筋腫に子宮腺筋症もあることがわかった。チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の一種。月経のたびに経血が卵巣内に溜まり、袋状の嚢胞になる。それがチョコレートのような液体になることで「チョコレート嚢胞」と呼ばれている。 多発性子宮筋腫で良性の腫瘍が子宮内に複数あり、子宮腺筋症で子宮全体に筋のような白い影があり、オムニウッチ―さんの子宮はすでに満身創痍だった。実は「経血の量が多いのが症状のひとつらしいのですが、他人と比べたことがないので自分ではこれが普通なんだと思ってました」とオムニウッチ―さん。確かに、誰かと比較することがないため「こんなものだろう」と思ってしまいがちだ。突然の診断に焦るものの、手術を選択したオムニウッチ―さん。しかし、手術の予定日は4カ月先。しばらくは、ディナゲストを服薬して手術日を待つことに。 腹痛から始まり、子宮内膜症と診断された。しかし、事前の兆候はなかったのだろうか?「昔から生理痛がないほうだったのですが、2~3年前からごくたまに猛烈に痛くなることがありました。今考えるとそれが兆候だったのかもしれません」と、オムニウッチ―さんは振り返る。 漫画では、入院~手術~退院までリアルに描かれており、経験者から同じように「わかる!」とのコメントが届いた。特に、一番つらかったことは「手術後から翌朝までです。水分が摂れない&眠れないがとにかく辛く、時間が経つのがすごく長く感じました」と語る。 現在も「一年に一度のペースになりましたが、今でも定期的に通院しています」(オムニウッチ―さん)。婦人科を受診するのは、検査が「怖い」「痛い」こともあり、足が遠のいてしまいがち。しかし、「定期的に検査に行くことが大事だと思います。そして少しでも異常を感じたら、早めに受診することをおすすめします!」と、オムニウッチ―さんも話すように痛みなどの症状が現れたときは、すでに病状が進行していることが多い。月経痛、腰や骨盤に慢性的な痛みがあるほか、月経期間中は下痢、便秘、膨満感や吐き気を感じることもあるという。異変を感じたら、まずは受診を。 オムニウッチーさんはこのほかにも、ブログ「独女日誌」でエッセイ漫画を掲載中。学生時代の話や過去の恋愛話「10キロ痩せたら女になりました」や「初めて付き合った人は〇〇でした」を読むことができる。 取材協力:オムニウッチー(@omni_uttii821)