「新幹線が来ない」 山陽新幹線一時運転見合わせ、帰省客ら直撃
年末年始の帰省ラッシュが28日から本格化した。今回は最大9連休も可能なカレンダーで、各地の駅や空港は混雑した。東海道・山陽新幹線は岡山県内で早朝発生した沿線火災の影響で遅れが続いた。 【写真まとめ】混雑する新幹線の改札付近 JR西日本などによると、28日午前6時半ごろ、岡山県備前市東片上の山陽新幹線高架近くの倉庫から出火し、同7時42分におおむね消えた。けが人はなかった。この影響で、山陽新幹線は新大阪―広島駅間の上下線で1時間余りにわたって運転を見合わせ、東海道新幹線の区間も含めて遅れが出た。 新幹線が発着する新大阪駅はダイヤが乱れ、帰省客らでごった返した。家族3人で福岡市の実家へ帰省する和歌山市の会社員、石川健太さん(27)は「乗ろうとしている新幹線が時間通りに来ない」と困惑しつつ、「帰ったら、九州のおいしいものを食べるのが楽しみです」と話していた。【砂押健太】