『光る君へ』「雲隠」での断筆。そして宇治川での再生と「宇治十帖」誕生へ…圧巻の脚本に視聴者「本当にこんな状況だったとしか」「源氏物語とのシンクロ極まれり」「終わりの始まり」
◆11月3日の『光る君へ』 現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第42回の「川辺の誓い」が11月3日に放送され、話題になっています。 脚本家・大石静「2話目を書き終えた頃に夫が他界。介護と仕事の両立は困難だったが、45年間で一番優しく接した時間だった」 *以下、11月3日放送内容のネタバレを含みます。 宮中で、道長(柄本佑さん)と三条天皇(木村達成さん)が覇権争い。 道長は娘・妍子(倉沢杏菜さん)を三条天皇の中宮にするも、三条天皇は長年付き添った東宮妃・すけ子(朝倉あきさん)を皇后にすると宣言。 そこで道長は権力を誇示するため、ある計画を立てる。しかし体調に異変が…。 一方、まひろ(吉高由里子さん)は里帰り中に、娘の賢子(南沙良)がケガをした双寿丸(伊藤健太郎)を連れているところに出くわしーーといった話が描かれました。
◆道長の容態が悪化 三条天皇との覇権争いが続くなか、道長は病に倒れてしまいました。 倫子らによる懸命な看病が続く一方、ききょうからは「その命は長くはない」と言われ、内裏には、道長が病に倒れたのを喜んでいる人物の名を挙げた怪文書がでまわります。 その後、小康を得るも憔悴しきった姿となった道長は、宇治川のほとりに建てた別邸にて静養生活を送ることに。 そんなある日、物語を書き終え、自邸で過ごすまひろの元へ、従者・百舌彦が道長の容態が悪化したことを知らせにやってきます。 「殿さまに生きる力を与えられるのはまひろさまだけ」と百舌彦から伝えられたまひろは宇治へ向かうことに。
◆「誰のことも信じられぬ。己のことも」 宇治の別邸の柱にもたれかける道長。 目を覚ましてまひろを目にとめると、驚きながらも安堵の表情を浮かべます。 それからまひろの提案で宇治川の川辺を歩くことになった二人。 杖をつきながら歩く道長は、川面を見つめながら「誰のことも信じられぬ。己のことも」と心の内を吐露します。 対して「私との約束はお忘れくださいませ」と告げるまひろ。 すると道長は「お前との約束を忘れれば、俺の命は終わる」と話します。皆が喜ぶならそれでもいいが、と言うと、まひろは「ならば私も一緒に参ります」とこたえます。
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