「年収1000万円を超える世帯は貯蓄も多いんですか?」借入金残高の「平均値と中央値」にも注目
年間収入別にみた借入金残高「平均値と中央値」
次に、年間収入別の負債状況を見ていきます。 ●年収別:借入金残高の平均値と中央値 ・年収300万円未満:平均値798万円、中央値120万円 ・300~500万円未満:平均値928万円、中央値400万円 ・500~750万円未満:平均値1545万円、中央値1200万円 ・750~1000万円未満:平均値1734万円、中央値1500万円 ・1000~1200万円未満:平均値2652万円、中央値2000万円 ・1200万円以上:平均値3301万円、中央値1500万円 年収1000万円以上世帯における借入金額の割合も見てみましょう。 ●年収1000~1200万円未満世帯における借入金額ごとの割合 ・50万円未満:5.3% ・50~100万円未満:0.0% ・100~200万円未満:7.0% ・200~300万円未満:1.8% ・300~500万円未満:5.3% ・500~700万円未満:5.3% ・700~1000万円未満:3.5% ・1000~1500万円未満:12.3% ・1500~2000万円未満:8.8% ・2000万円以上:50.9% ●年収1200万円以上世帯における借入金額ごとの割合 ・50万円未満:3.6% ・50~100万円未満:5.4% ・100~200万円未満:5.4% ・200~300万円未満:8.9% ・300~500万円未満:0.0% ・500~700万円未満:3.6% ・700~1000万円未満:7.1% ・1000~1500万円未満:8.9% ・1500~2000万円未満:10.7% ・2000万円以上:46.4% 借入金の状況を見ると、年収が多いほど負債も増える傾向にあることがわかります。 高収入であるほど住宅や車、教育などにかける費用が大きいものと推測され、各種ローンの利用に伴い、低所得世帯に比べて負債が多い傾向にあるのでしょう。 高収入だからこそ高額のローンを組むことができるという側面もあるのです。 また、生活水準が上がるにつれて、支出が増加する傾向にあります。趣味や娯楽にかける費用が多いことなどが原因で、クレジットカードの負債が膨らむこともあるでしょう。