平塚園児死亡事件 裁判で解剖医が証言 被害者の後頭部に「大きな外力」
tvkニュース(テレビ神奈川)
2017年、平塚市の保育園で当時1歳の女の子に暴行し死亡させた罪に問われている元保育士の女の裁判員裁判で、7日解剖を担当した医師が出廷し、被害者の後頭部に「大きな外力が加えられた」と証言しました。 元保育士の嘉悦彩子被告は2017年4月、当時勤務していた平塚市の中原保育園で、1歳の園児・柳田彩花ちゃんの頭を硬いものにたたきつけ、頭の骨を折るなどして死亡させた傷害致死の罪に問われています。 これまでの裁判で被告は起訴内容を否認し、弁護側は「死因は病死など、別にある」などと無罪を主張していました。 8日の裁判では、解剖を担当した医師への証人尋問が行われ、彩花ちゃんの後頭部の骨折の程度を「大人で例えるとマンションの7階から落下した程度の大きな力が加えられたもの」などと証言。 また、弁護側が争点と主張している死因について解剖医は、「彩花ちゃんの肺の状態から、ウイルスに感染していた可能性は否定しないが、死因は重症化によるものではない」との見解を示しました。
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