K-1世界王者のベルト「重たい」 黒田斗真選手、大阪・八尾の母校凱旋「チャンスつかんだら努力を」と後輩ら激励
格闘技「K-1」バンタム級世界王者の黒田斗真(とうま)選手(23)が母校である大阪府八尾市の市立八尾中学校を訪れ、チャンピオンベルトを披露するとともに、後輩たちに激励のメッセージを送った。 全校生徒約500人が集まった体育館では、代表生徒らが黄金に輝くK-1世界王者のベルトに触れる機会が設けられた。生徒会役員の3年、岩本凌(りょう)さんは黒田選手からベルトを腰に巻いてもらうと、「意外に重たい。キラキラして格好いい」と喜んだ。ベルトを肩にかけた同市教委の浦上弘明教育長は「八尾から世界一になった黒田選手ががんばってきた重みがある」と話し、世界王者の重みを実感していた。 後輩たちを前に黒田選手は、中学時代はやんちゃで「学校にも迷惑をかけた」と振り返りながら、K-1世界王者をつかんだ経験をもとに人生の先輩として「生活する中でチャンスはたくさん転がっている。チャンスをつかんだときは努力してほしい。報われると信じている」と激励した。 黒田選手のマネジメントを行う同校卒業生の宮地貴士さんらは母校への恩返しとして、ハンドボールゴールを寄贈するなどした。宮地さんは昨年、母校の市立長池小学校にもサッカーゴールを贈った。