「宇宙飛行士になりたくて工場のネジを集めてた」元俳優・小橋賢児が大切にする仕事観とひとり息子が与えた影響
── さすがアクティブに過ごされていますね!お子さんにはどんな経験をしてほしいと思っていますか。 小橋さん:いろんな世界を旅してほしいです。それは決して海外旅行ということだけではなく、いろんな場所でたくさんの人と出会ってほしいということですね。子どもの想像力ってすごく素直で、発想も素敵です。子どもには無限の可能性を作ってほしいなと思っています。今は小さいので、まだひとりでできることは限られます。親としてできることとして、できるだけいろんな世界を見せて、創造力を働かせてほしいなと思っています。
── 8歳から芸能界で活躍されていましたが、小橋さんが幼少期に抱いていた夢はなんでしたか。 小橋さん:実は宇宙飛行士になりたいと思っていました。未知なるものに興味があって、宇宙とかUFOとか、知らない世界についてもっと知りたいと思っていたんです。でも、あまのじゃくでもあったので、誰か他の人が作ったロケットには乗りたくないと思っていて(笑)。学校の帰り道に、家の近くにある工場に寄って、落ちているネジなどを集めて自分でロケットを作ろうと思っていました。小学生のころの話です。
── クリエイティブな仕事をされている今と繋がるものがありそうですね。 小橋さん:そうかもしれないです。さすがに宇宙船は作ってはいませんが、ドローンではロケットを飛ばしました。何かをずっと追いかけて創り続けたいと思っています。
■未来はきっと「心の時代に」 ── お子さんが生まれて仕事に与えた影響はありましたか。 小橋さん:5年前にキッズパークを作ったのは、子どもが生まれてから得た発想です。屋内に遊びながら学べる宇宙をテーマにした施設を作りました。父親や母親になっても、美味しいものを食べたり、おしゃれな場所に行ったりしたいという希望ってみなさんあるじゃないですか。でも、いざ子どもが生まれて、子ども向けの施設にいくと昭和のままアップデートされていない場所が多いなと感じていて。