「宇宙飛行士になりたくて工場のネジを集めてた」元俳優・小橋賢児が大切にする仕事観とひとり息子が与えた影響
8歳で芸能界入りし俳優として活躍した小橋賢児さん。東京パラリンピック閉会式の演出など、現在はイベントのプロデュース活動を続けながら、1児の父として息子と向き合っています。 【写真】「息子さんの寝顔がそっくり!」キャンプで一緒に眠る小橋賢児さん親子
■「自分にも何かできるんじゃないか」と思ってもらえたら ── 現在の仕事内容について教えてください。 小橋さん:会社の代表と、クリエイティブディレクターとしてイベントのプロデュース活動を中心に、都市開発なども行っています。長期的な視野で町づくりや地方再生について考えているのですが、どんな仕事も基本的には企画、プランニング、設計をして実施していく形です。
── 小橋さんの手がけるイベントはメッセージ性が高いと評判です。仕事をするうえでのモットーはなんですか。 小橋さん:日常的に見えている景色が、自分たちのイマジネーションで変わっていくということに気づいてもらえたらと思っています。イベントを通じて疑似体験をして、見てくださる方のなかに何か気づきが生まれたら嬉しいですね。 子どもたちの未来ってどう変わっていくんだろうなって思うんです。この時代は、よくも悪くもいろいろなものが完成しすぎていて、もう新しい未来なんてないんじゃないかというくらいできすぎてしまっていると思うんですけど。いろんなものと組み合わせることでまだまだ進化できるし、物語をのせることで違う世界も作れる。不可能が不可能じゃなくなるような世界を知って、自分にも何かできるんじゃないかと思ってもらえたらいいですね。
■8歳で芸能界入りも「実は宇宙飛行士になりたかった」 ── プライベートでは1児の父親でもあります。お休みの日などはお子さんとどう過ごしていますか。 小橋さん:去年から湘南に引っ越したので、先日も海でBBQをしました。去年はキャンピングカーで北海道に。キャンプはよく行きますね。息子を初めて海外に連れていった場所はフィンランドとエストニアで、湖畔に泊まりました。初の海外男2人旅は、オーストラリアのシドニーでした。