田中梓沙選手&西山真瑚選手「日本のお客さんの前で滑るのがすごく好き」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
KENJI:メダリスト・オン・アイスの振り付けをやってたから、急に聞いてどうしたのかなって。腱が切れたって聞いたよ。
田中:実際には切れかけたんです。腱が2本。太い腱と細い腱があるらしいんですけど、 その2つともが切れかけちゃって。すぐに手術してみたいな感じでした。会場近くの病院で手術していただいて。
西山:漫画みたいに血が出てしまって。さすがにこれはいつもと違うと思って、急いでリンクのそばにいた救急の人に対処してもらいました。救急処置をすれば、最初はメダリスト・オン・アイスに出れるかなって思ってたんですけど、思ったより重症で。びっくりしました。
田中:今はもう大丈夫です。傷ができちゃったので、右手と比べると曲げにくく痛みが残ってるのは多少あるんですけど、大丈夫です。
ケガを乗り越えて四大陸選手権へ
KENJI:そのケガを乗り越えて、四大陸フィギュアスケート選手権に出場。これはどうでしたか?
田中:ケガをしてすぐの四大陸で、出るか出ないかはすごく悩みました。出てみて、まともな演技ができなかったら申し訳ないんじゃないかと思って、すごく悩んでたんです。でも練習を再開していく中で「やっぱり出よう」って2人で決めました。出れて良かったです。
KENJI:悩んでたけど、出ると決めたときには後押しみたいなのはあったの?
田中:真瑚くんも「四大陸に出るといい」っていうプレゼンじゃないですけど、そういう言葉は言ってくれていたんです。先生からも「四大陸は経験しておいた方がいいよ」って。そんなふうにみんなが言ってくれて。
西山:ただ、本当に全く手が動かせない状況でもあったんです。動かさないようにギプスみたいものもしないといけない。そもそも組むことができないし、大会まで1ヶ月しかない。どうなるんだろうとは思っていました。でも、シニアのチャンピオンシップの大会。出たいという気持ちと、でも、梓沙ちゃんのケガは手。ちゃんと直せなかったら、一生付き合っていかないといけないことにもなってしまう。だから、あまりプッシュしすぎないようにしようと思っていたんです。もちろん、出たいという気持ちは伝えましたし、先生たちからも「出た方がいい」という言葉もいただいていました。最終的に四大陸の2週間前ぐらいにギプスが外れて、手をつなぐことができるようになったので、少しずつホールドの形を変えたりしながら練習に取り組んで。それで、最後の最後に「出よう」と。満足のいく演技は最終的にはできなかったんですけどでも、シニアの大きな大会に出場できた。それは必ず今後の大会などにつながってくると思うので、良い経験ができたのかなと思います。
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