「裏切りはつらいはず」「100%大谷を信じている」「同情している」ド軍の同僚や監督は大谷の12分会見をどう受け止めたのか?
ドジャースの大谷翔平(29)が25日(日本時間26日)、ドジャースタジアムで元専属通訳である水原一平氏(39)が違法賭博の借金を返済するために大谷の銀行口座から窃盗を働いたという容疑で解雇された問題についての声明を発表した。約12分間にわたって日本語で説明し、通訳をアイアトン氏が務めた。質疑応答は行われなかったが時系列順にまとめたメモに従って語った内容は核心部分に触れるものだった。会見にはキケ・ヘルナンデスと背番号を譲ったジョー・ケリーの2人が参加し、大谷の姿を見守った。チームメートは大谷の声明をどう評価したのか? 【画像】「ノーバンに見えた!」乃木坂46の向井葉月さんが西武始球式で感涙
ドジャースタジアム内の記者会見場は約70人の記者で埋まり入れない人が出るほどだった。その中にはドジャースのフロント幹部だけでなく、デイブ・ロバーツ監督にヘルナンデス、ケリーという2人の選手の姿もあった。彼らは立ったまま大谷が12分間にわたって熱弁した会見を見守った。質疑応答はなかったが、「信頼していた方の過ちは、悲しくショックだった」という言葉で始まった大谷の会見は疑問点に白黒をつける衝撃的な内容だった。 大谷は、野球賭博、スポーツ賭博への関与を完全否定。ブックメーカーへの送金を依頼したことがないことも断言した。 そして、水原氏に嘘をつかれて勝手に口座にアクセスされ、450万ドル(約6億8000万円)ものお金を盗まれたことをハッキリと伝え、韓国の第1戦の試合後のミーティングで、それを水原氏が告白し、その後のホテルで1対1で話を聞くまで、何もかも嘘で塗り固められて騙され「何も知らなかった」という経緯を丁寧に説明した。今回の問題に関しては、疑問点や矛盾点が多く、大谷が借金を肩代わりしていたのか、それとも本当に何も知らなかったのか、が焦点のひとつだったが、大谷は、その核心部分について明確な答えを出した。 大谷の会見をドジャースの監督、選手はどう受けとめ、どう評価したのか。 ロサンゼルスタイムズ紙によると、会見場で見守っていた韓国での開幕戦で「6番・レフト」で先発出場していたユーティリティプレーヤーのヘルナンデスは「彼は私が思ったよりも良いやり方で対応していた。裏切りはつらいはずだ。だが、彼は練習に姿を見せる時には、何らその影響を見せない。私達人間は多くのことに影響を受ける。韓国を離れてから常に今回の問題が私達の背後にあった。しかし彼はフィールドや練習で必要なことにそれを持ち込まないよううまくやっている」と、大谷の心情を思いやった上で、エンゼルスとのオープン戦2試合に平然とした姿で出場している大谷のプロ根性を評価した。 大谷に背番号17を譲り、お礼に高級外車をプレゼントされている救援投手のケリーも、会見を近くで直接見守って、2度のMVPを獲得し、すでに野球界最高の万能選手と見なされている大谷を「より高く評価するようになった」という。 「このようなことを目にするのは悲しいし、厳しい立場だが、彼はとても強かった。彼はプロのように対応し、私が考えていたよりも良かった。このように対応し、まだプレーを続け、彼が金を手にする自分の仕事に集中できるところを見られるのはすごいことだ」
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